おはようございます!!
カズです!
昨日日曜日、日帰りで東京へ行ってきました。
明治神宮外苑で開催されていた「TOKYO DESIGN WEEK 2016」の「STY」ブースを観に行くためです。
ひょっとしたらブログでは触れていないかもしれなかったので簡単に説明しますと、福岡の大川家具ドットコムさんによる安心・安全の国産家具ブランド「STY」のブランド展開に弊社が関わらせていただき、サイトやショールームなど制作・担当させていただきました。
サイトにもありますように、STYとは、
香り・手触り・木目 家族の生活を豊かにしてくれる 五感で感じる安心・安全の国産家具。 What’s Sty SafTY&SecuriTYの STYをブランド名としている通り、子供の笑顔を一番に考え、安心と安全に徹底的にこだわり、材料のほとんどに国産の木材を使用し九州随一の家具産地「大川地区」で職人たちの手によってつくられた「親子家具」ブランドです。
ということで、子どもに優しい家具を素材や作り方にこだわってつくっていらっしゃいます。
今回はその「STY」のブースを観に行ってきました。
ブースでは目玉である「秘密基地2段ベッド」や「秘密基地リバーシブルテーブル」がドンと置かれていて、ベッドやテーブルでありながらプラレールを崩さずにそのまま収納できる様子に、通りがかったお客さん達が興味深げに見ていました。
親子連れの子どももかじりつくように見入っていました。子どものことを考えた家具ですから、やはり子どもが喜ぶのが一番ですね。
ついつい僕も見入ってしまい、まともに写真を撮っていないことに帰ってから気づいたので、展示の様子はブログから引用させていただきます><
「秘密基地2段ベッド」や「秘密基地リバーシブルテーブル」について、詳しくはSTYのサイトからご覧ください↓
・STYウェブサイト
暖かく迎えてくださった大川家具の太陽さん、そしてスタッフの皆様、本当にありがとうございました!
…で、本来ならばここから、「他にも様々な展示があり〜〜」という流れでいろいろ展示を紹介していくのですが、今回は割愛します。
なぜなら、そう、みなさんもご覧になったかと思いますが、今回のこの「TOKYO DESIGN WEEK 2016」のとある展示で、悲しい事故が起こってしまったからです。
内容やことの顛末についてはニュースなどでご覧いただくとして、ネットに溢れる意見同様にみなさんも思うところがたくさんあると思います。
日帰りだったので渋々夕方前に出ることになったのですが、その1時間ほどあとにこの火事が起こったことを帰りの新幹線の中で知りました。
しかも、小さな男の子の尊い命が失われた、と。
子どものことを考えた大川家具さんの展示を見に行っただけあって、このニュースは非常に胸に刺さりました。
展示の詳細を見れば、素人目に見ても危なっかしいと思える設計で、さすがに事故ではカバーしきれないだろうとも感じました。
いろんな意見がある中で、「やっぱりアートやデザインなんて…」とか「デザインはいいから安全管理をしっかりしろ」という感じの意見をたくさん見かけました。
僕が思ったのは、「安全管理も含めて《デザイン》ではないか」ということです。
デザインというのは、おしゃれな外見を取り繕うだけのものではありません。
より良くする、より便利になる、そういった「進化」や「機能性」が前提としてあって成り立つものです。
ものすごく前衛的でアーティスティックな説明書を作ったところで、見た人が理解できなければそれはデザインとはいえません。ただの自己満足です。
逆に、すごくおしゃれに作ることでよりたくさんの人にとって見やすくなればそれはデザインといえるでしょう。
ただ残念ながら、この考えはなかなか浸透していないなと思います。
まだまだ一般には「デザイン=飾り立てること、付属的なもの、あってもなくてもいいもの」というような印象が強いように見受けられます。最近では「胡散臭い」もあるかもですが…。
話を戻すと、今回のこのイベント名は「TOKYO DESIGN WEEK 2016」です。
DESIGNとある以上、デザインされたものが並ぶべきはずです。つまりは前述の「機能性」が必要で、安全に使えるか・問題はないかの確認もその中の重要な項目のひとつです。
なのでこの一件をデザインと安全を切り分けて批判するのはちょっと違うのではないでしょうか。
真のデザインとは何か。
今回の件をきっかけとして、もっとみんなが考えていければと思います。