ヒットの裏側「ポケットモンスター【02.キャラクター編 vol.1】」

おはようございます!!

カズです!

 

 

先週の6周年パーティではたくさんの方にお越しいただきありがとうございました。
これから7年、そして10年と、皆様のお力になれるようますます精進してまいりますので、改めてよろしくお願いいたします!

 

さて、本日の記事は…お待たせしました、

ヒットの裏側「ポケットモンスター」第2弾

です!

 

今回はメインである「キャラクター編」!!

 

前回は「歴史編」として、発売当初からどのようにして売れていったか、ブランドのアウトラインの部分を書きました。
「キャラクター編」では、ポケモンの「身」の部分である個性豊かなキャラクターにスポットを当てていきます。

世界中の人々を魅了するポケモンのキャラクター像とはーーー

 


 

●ポケモンという生き物

 

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ポケモンといえば「ピカチュウ」が有名ですが、あまり知らない人からすると、そもそもじゃあピカチュウって何?ポケモンって動物?みたいによくわからないかと思います。
うまくまとめてあるWikipediaから引用すると、

 

ポケットモンスターシリーズは、「ポケットモンスター」(通称ポケモン)と呼ばれる架空の生き物が登場する世界を舞台としている。プレイヤーはこのポケモンを、捕獲(ゲーム内では「つかまえる」と表現)して育成し、他のポケモンと戦わせる(ポケモンバトル)。他のコンピュータRPGのように主人公自らが成長するのではなく、ポケモンが成長する点に大きな特徴がある。
(中略)
ポケモンを自らのパートナーとして育成し、ポケモン同士のバトルを行う人を「ポケモントレーナー」と呼ぶ。プレイヤーは、このポケモントレーナーの1人(ゲームの主人公)となって旅立ち、ポケモンを育て上げながら、物語の謎や、他のポケモントレーナーとの勝負、そして友達との無数のバトルに挑む。最終的に、ポケモンを強く育ててポケモンリーグのチャンピオンを倒すことが物語上の目的であるが、この他にも全種類のポケモンを集めてポケモン図鑑を完成させることが大きな目標となっている。
(Wikipediaより)

 

…とあります。

ポケモンとは生き物の総称で(人も入るかもしれません)、様々な種類がいます。現実世界に犬や猫や猿がいるように、ピカチュウという種類もいればフシギダネやポッポという種類もいる、ということです。

 

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以前ポケモンGOの記事の時に書きましたが、現在その種類は721種類。加えて、今年11月に発売される新作ゲームに登場する新しいポケモンが続々と発表されています。「赤・緑」の151種類から始まり20年、今も全ての種類のポケモンが現役であり、愛され続けています。

 

●なぜ「ポケット」モンスターなのか

 

生き物→モンスター、これはなんとなくわかりますが、では「ポケット」ってどういうこと?となるかと思います。
ポケモンには様々な大きさがあります。たとえば「ピカチュウ」は「高さ0.4 m、重さ6.0 kg」。最も小さいポケモンは「フラベベ」が「高さ0.1 m、重さ0.1 kg」、逆に大きいものでは「ホエルオー」が「高さ14.5 m、重さ398.0 kg」にまでなります。とてもポケットサイズではありません。

ではどういうことかというと、引用にあるように、ポケモンは「つかまえて」育てます。この「つかまえる」ために使うものが「モンスターボール」と呼ばれるカプセル型のボールで、どんな大きさのポケモンもポケットサイズのボールに収まってしまうことから「ポケットモンスター」というわけです。

 

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ちなみになぜボールに収まるのかというと、ポケモン各種が共通で持っている「衰弱時に縮小して狭いところに隠れる本能」を利用しているからなんです。バトルして弱らせるとつかまえやすくなるのもこのため。実はちゃんと理由があったんです。

 

●個性豊かな特徴

 

サイズの話になりましたが、ポケモンには種類ごとに様々な特徴があります。姿はもちろん、分類、生態、タイプ、能力、技、進化など、ポケモン一種類ずつに、実に奥深い設定がされています。

 

「ピカチュウ」を例に挙げると、

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・ピカチュウ

分類:ねずみポケモン
高さ:0.4 m
重さ:6.0 kg
タイプ:でんき
性別:♂・♀
特性:せいでんき(隠れ特性:ひらいしん)
進化:ピチュー > ピカチュウ > ライチュウ
図鑑の説明一例:ほっぺたの りょうがわに ちいさい でんきぶくろを もつ。 ピンチのときに ほうでんする。(赤・緑バージョン)
主な技:10まんボルト、でんこうせっか、ボルテッカー、アイアンテール、かみなりなど

 

…といった感じで、ざっと書いただけでも様々な情報があります。こんな設定が721種類全てにされているわけですからそれぞれ個性が出て当然ですね。
現実にいたらこんな生態系だろうなとか、こういう特徴があるからこういう技を出してこういう癖があるだろうなといったように、どんな種類もちゃんと生き物として捉えて設定しているからこそ、この奥深さがあります。
説明だけ見ていても全然飽きないので、ぜひ公式の「ポケモンずかん」のページ( http://www.pokemon.jp/zukan/ )でいろいろ見てみてください。

 

僕が好きな「エレブー」( http://www.pokemon.jp/zukan/detail/125.html )、その進化前の「エレキッド」や進化後の「エレキブル」もぜひ見てみてください。

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「エレブー」かっこいいなと思っていたら次の世代で「エレキッド」が登場し、頭がコンセントというインパクトと腕をぐるぐる回して発電するという設定にやられました。かわいい。さらに待望の進化がまさかパワー寄りになるとは思わず、エレキブルを初めて見たときは複雑でしたが今は好きです。
どれもイラストのバランスが素晴らしいですね。ポケモンGOをはじめ、エレブーは3Dになるとなかなかイラストのいいところが出てなくて惜しいなといつも思います。

 

ポケモンGOといえば、あまりポケモンを知らなかったけどお気に入りができた!という方もポケモンずかんのページで見てみると新しい魅力が発見できるかもしれませんよ!

 

かっこいい、かわいい、おもしろい…見た目だけじゃない「生き物としての個性」がどの種類にもファンを作る魅力になっているのです。

 


 

…さぁ、ここまで書いてみましたがいかがでしょうか。

「なぜこうなっているのか」がちゃんと決められているからこそ、生き物としての自然さ、ひいてはキャラクターとしての強さにつながっています。

ひとつの世界観の中に、全てのポケモンが真剣に考え込まれたうえで「存在」している。
イラストでごまかさない、「息づくキャラクターづくり」とはこういうことなのでしょう。

また、何年たっても全てのポケモンを大事にし続ける姿勢も、20年を支える要因のひとつではないでしょうか。

 

いろいろ見えてきましたが、まだ全然書き足りないので、次回は「キャラクター編 vol.2」にします!
それではまた次回をお楽しみに!

 

 

※画像は公式サイトから引用

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