電話で弊社の名前を伝える際、「コポ(PO)キャラ」ではなく「コボ(BO)キャラ」のようにうまく伝わらない時があり、そういう時には確認もこめて
「“コーポレート”の“キャラクター”でコポキャラです!」
と言うのですが、その度に自分たちがやっている仕事を改めて振り返れることができていいなと密かに思ってます。
おはようございます!
そんなコポキャラのカズです!
さて。
キャラクターといえば、6月23日にバンダイが
「お子さまの好きなキャラクターに関する意識調査」
という調査の結果を発表しました。
年代・男女別の人気ランキングや、キャラクターのために使った年間金額が紹介されており、バンダイのホームページから調査結果のPDFを見ることができます。

バンダイホームページ
だいたいあの辺はランキング上位だろうという予想はできそうですが、では実際に今一番子どもに人気のキャラクターはどれなのか。
バンダイの調査による好きなキャラクターランキングでは、男女総合は以下のようになっています。
<男女総合TOP10>
1位 妖怪ウォッチ 11.9%(昨年1位)
2位 それいけ!アンパンマン 11.6%(昨年2位)
3位 きかんしゃトーマス 5.6%(昨年10位)
4位 ドラえもん 5.3%
5位 プリキュアシリーズ 4.4%
6位 ポケットモンスター 3.6%
7位 いないいないばあっ! 3.4%
8位 アナと雪の女王 3.3%
9位 仮面ライダーシリーズ 3.1%
10位 すみっコぐらし 2.9%
(実査期間:2016年5月13日~5月15日/株式会社バンダイ調べ)
…皆さん予想は当たりましたでしょうか。
僅差の接戦を制して1位に輝いたのは「妖怪ウォッチ」。昨年に続きV2達成。
社会現象といわれるほどのブームを巻き起こした「妖怪ウォッチ」は、今や「アンパンマン」より人気なんですね〜。
1位の「妖怪ウォッチ」を好きな理由についてのコメントから「キャラクターの豊富さと玩具をはじめとした多種多様な商品展開が人気の要因」とバンダイが考察しているように、飽きない・いろんなところで目にする、というのは大きいですね。
また、年齢が上がるほど人気で、アーケードやハードによるゲームが成長する子ども達の心を掴み、アンパンマンにはない魅力になっているのかなと思います。
2位の「アンパンマン」は、「男女関係なく、世代を越えて楽しめることが人気の要因となっている」とのことで、長年愛されてきたからこその人気だというのがよくわかります。
ちなみに男子の一番人気「妖怪ウォッチ」に対して、女子の一番人気が「アンパンマン」 とのこと。
「アンパンマン」は0歳からの商品展開も多いイメージがあり、もはや定番過ぎて、小さい子へのプレゼントで「アンパンマン」を選べばまず問題はないのではというぐらい鉄板な気がします。ベビーグッズもよく見かけますし、この辺は「妖怪ウォッチ」とは違う人気の秘密ではないでしょうか。
3位の「きかんしゃトーマス」は、「2015 年に原作70周年というアニバーサリーの年であった影響を受けてか、昨年調査の10位から、TOP3に躍進する結果となりました」とのことで一気に順位が上がったようです。70年ってすごいですね…3代にわたって小さい頃トーマスが好きで育った家庭がこれからどんどん出てくるってことですね。
ちなみに「1996 年に(調査を)スタートして以来、初の総合TOP3へのランクイン」という事実にかなり驚きです。
…とまぁこんな感じで、他にも条件別での結果や考察などいろいろあるので、気になる方はバンダイのプレスリリースページよりご覧ください。
→バンダイ プレスリリース http://www.bandai.co.jp/press/
調査結果には年間金額も載っていますが、「キャラクター“ビジネス”」というように、商品ニーズが発生する以上そこには市場が存在し、とんでもないお金が動いています。
様々な企業が日夜ヒット商品を目指し、どうすれば売れるか・売れ続けるかを模索し続けているわけです。
でもターゲットである子ども達はそんなことおかまいなしに、直感的に、主観的に「好き」を選び続けます。
ものすごくお金がかかっていそうなものがあれば、大人は「確かにすごくよく作り込んであるけど…」とか「見た目はあんまりだけど、いい材質使ってるな」という見方をしてしまうことも多いかと思います。
でも子どもは、自分が好きか嫌いか、そのどちらかだけ。
たくさんの子ども達の本能に直接訴えかけるキャラクターを生み出すのはとても難しいこと。
もし「なんでこんなのが人気あるんだろう」と思っているキャラクターがいたとしても、必ずどこかに子どもの本能に訴えかけている人気の秘密があるはずです。
売れる本質を見極める…いい勉強になります。
時代とともに、少しづつ、でも確実に変わっていくキャラクター業界。
果たして来年はどう変わっているのか、今から楽しみです。