おはようございます!!
カズです!!
先週の記事ではとてもステキなパーティの模様をお届けしたのですが、実はもう一つ書きたい候補がありました。今日はそれを書こうと思います。
先週の月曜日の6/6まで、大阪のひらかたパークでとあるイベントが開催されていました。
その名も、
「チームラボ★アイランド 踊る!美術館と、学ぶ!未来の遊園地」
チームラボとは、
チーム☆ラボ TEAMLAB☆Inc.2001年3月に創業。 ウルトラテクノロジー集団。最先端テクノロジーの研究から、Webのプロデュース、システムインテグレーション、マーケティングテクノロジー、アートまで幅広く活動を行う。既成の価値の破壊と新たな価値の創造を行い、日本から世界へテクノロジーと文化を発信し続けることを目指す。最近の活動として、ラブー、wacca、レッツエンジョイ東京、アート作品として、若冲幻想、花紅、マーケティングサービスとして、ブランドデータバンク、共著に「ブランドの達人」などがある。
(はてなキーワードより)
とあるように、クリエイティブ集団として有名です。名前ぐらいならご存知の方も多いかもしれません。Village Vanguardのオンラインストアもここが手がけています。
そんなチームラボによる大規模な展覧会が関西で初めて開催され、これまで同社が手がけてきた作品や初お披露目の作品などが一堂に集まり、体験できるというイベント。
子どもだけでなく大人も楽しめるテクノロジー・アートということもあり、とても楽しみにしていました。
そして先週、3月からやっていたはずなのに、終了前日の日曜日という一番人が混みそうなタイミングになんとかねじ込んで行ってきました。3月からやっていたはずなのに。

当日は雨がぱらついていたにもかかわらず、開園時間からチケット売り場に列ができるほどの盛況っぷり。
園内に入り、さらにチームラボの会場へも並ばなくてはならないという…さすがの人気ですね。
内容が内容なだけに小さなお子さん連れの親子も多かったです。
このイベントは大きく二つに分かれていて、タイトルにもあるように、
「踊る!美術館」
と、
「学ぶ!未来の遊園地」
の二部構成になっています。
入場し、まずは「踊る!美術館」からスタート。
コンピュータプログラムによって花々がリアルタイムで描かれ続ける「花と人、コントロールできないけれども、共に生きる – A Whole Year per Hour」。

升目に描かれた世界に鑑賞者が入り混じるインタラクティブ作品「世界は、統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う」。

和風の絵物語が展開されながら、その表面が剥がれていき、3Dモデリングの制作プロセスが見えてしまうという「花と屍 剝落 十二幅対」。

コンピュータ上の三次元空間に立体的に構築した世界を、平面化・映像化し、7画面を立体的に配置したデジタルインスタレーション「追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして分割された視点 ‒ Light in Dark」。

(もう一作品ありますが、それは最後)
…どれも言葉や写真では非常に説明しづらいのですが、お察しの通り、非常にアートな作品群であって、子ども向けのイベントだからと観にこないのはもったいないと思えるレベル。
デジタルだからこそできる同時進行の分割視点や、鑑賞者の介入によって不規則に変わる様子など、迫力もプラスされ、どれもとても見応えのあるデジタルアートでした。
これだけでも一つの展示ができるほどですが、「アイランド」の名の通り、もう一つ大きな島があります。
それが、「学ぶ!未来の遊園地」。
カラスのインスタレーションの部屋から進むと、あたり一面に様々な光が浮かぶ広い空間に出ました。
そこにはたくさんの子どもたちが遊んでおり、まさに「未来の遊園地」と呼びたくなるような景色が広がっていました。

触れると色や音が変わるボール、
テーブルに置かれた物や手に反応する映像、
いろいろな積み木を置くことで間に線路や道路ができて乗り物が走る作品、
描いた絵が壁面のイラストに自由自在に動き回る作品、
自由にコースを作ることができるケンケンパ…



…などなど、一つの空間に所狭しとたくさんの作品、いや、「遊具」がありました。
大人でも初見ではちょっと分かりづらいものが多かったのですが、さわっていくうちに理解し、子どもといっしょに遊ぶ光景が多々見られました。
説明がなくても誰もが理解し楽しむことができるというのは「ユニバーサルデザイン」に通じるものがあり、どこからともなくやってきて夢中になって遊び出す子どもたちの姿にその真髄の一端を垣間見た気がします。
小難しく書いてますが、要は30代でもテンション上がりましたということです。
「未来の」とタイトルにあるように、馴染みのない体験や近未来的なテクノロジーに触れるのはいくつになってもワクワクして楽しいですね。
遊園地を出た最後に控えていたのが、「踊る!美術館」の作品「クリスタルユニバース」。

これは、光の彫刻の集合体によって宇宙空間を表現したインタラクティブなインスタレーションであり、スマートフォンで選んだエレメントを出現させ、その空間を歩きまわることができます。
通路以外は一面に光のカーテンがあり、まばゆいくらいの輝きに包まれ、その中を歩いていく様はとても神秘的でした。
遊園地の楽しい空間のあとにこれがくるとは、粋なことしますね。
…と、展示はだいたいこんな感じでした。
「踊る!美術館」と「学ぶ!未来の遊園地」のどちらも、それぞれとても楽しめて満足です。ぎりぎり滑り込みで行ってよかったです。
デジタルやテクノロジーの作品と言ってしまえばすごく規則的で整理された印象ですが、そこにヒトという不規則な存在が介入することで、その表現は無限の広がりと爆発的な多様性を見せます。
そして、一人、二人、三人と増えることでよりランダム性が増し、一人では想像し得なかった新しい世界が生まれます。
これはまるでデジタルが進化し続けるこれからの未来を表しているようで、デジタル社会の中でのヒトの可能性や、考えたり協力することの楽しさ・難しさを、これからの未来を担う子どもたちに教えてくれているのではないでしょうか。
…飛躍した解釈かもしれませんが、このイベントでの体験が子どもたちの未来への種となれば、それは本当にステキなことだなと思います。
弊社コポキャラも、未来を担う子どもたちやクリエイターたちを応援したいという想いがあります。
みなさんの中にもきっと、未来のために何かしたい、すでに何かしている、という方もいると思います。
アプローチの形は違えど、それぞれのできることで未来の礎を作っていければ嬉しいですね。
★ひらかたパークでのイベントは終わってしまいましたが、特設ページに写真や動画が掲載されています。ぜひ見てみてください↓