おはようございます!!
カズです!!
8月ラスト!!もう夏も終わりですね…!
9月に向けて今日も頑張っていきましょう!!
さて。
突然ですが、いつか紹介したい!と思っていた人物がいました。
いろいろ理由があってなかなか紹介できなかったのですが、本日ようやく書くことにしました。
その人物とは…
ヤン・シュヴァンクマイエル

(画像はWikipediaより)
…ご存知でしょうか。
知らないという方、多いと思います。
まず知る機会もあまりない気がします。
ヤン・シュヴァンクマイエル。
なんとも覚えにくい名前ですが、実はかなり有名な映画監督です。
芸術・映像関係の人なら知っているかもしれません。
僕がこの監督のことを知ったのは高校の時で、通っていた画塾の鑑賞会で観たのがきっかけです。
口に出したくなるような名前はともかく、その作品のインパクトがとても強烈で印象に残っていました。
ヤン・シュヴァンクマイエル(Jan Švankmajer、男性、 1934年9月4日 – )は、チェコスロバキア・プラハ生まれのシュルレアリストの芸術家、アニメーション作家・映像作家、映画監督。
(Wikipediaより)
チェコを代表する映画監督で、実写・アニメと共にCGなどは一切使用せず、ストップモーション・アニメーションといわれる手法(いわゆるコマ撮り)で作品を作っています。
ほとんどが15分程度の短編作品で、1時間以上の長編映画はごくわずか。
そんな作品の中でも初の長編映画となった「アリス」(1987年)は国内外に根強いファンを持っています。
表題からわかるように、「アリス」はルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」を原作にしたもので、3年の歳月をかけ製作した作品です。
ここまでだと、「不思議の国のアリスのストップモーション映画か、面白そう!」「どんなファンタジーな作品なんだろう」とわくわくするのですが、そう単純にはいきません。僕がこのブログで触れるのをためらっていた理由がそこにあります。
簡潔にいうと、
とっても不気味
なんです。
とはいえ、血が出たりするようなグロテスクでもなくホラーでもないので安心してください。
なかなかうまい表現が見つからないのですが、なんというか、不気味で奇妙なんです。
なので月曜の朝イチからはどうかなーと気にしていたわけです。
実写と人形を組み合わせた、チェコの映画。
偏見になってしまいますが、イメージできる人はなんとなくこれで雰囲気を察するかもしれません。
無生物である人形が動くという不気味さや、第二次世界大戦、その後の社会主義化国家という厳しい時代を生きた作家の作品ということから、その独自性をイメージしていただければと思います。
そんな監督が製作した「アリス」。
原作と同じく、少女アリスがウサギを追いかけているうちに穴に落ち、不思議の国に迷い込むという内容です。
劇中に具体的な解説はなく、実写と人形が織りなす不思議な物語の合間合間に、主人公アリスと思しき人物の口がアップで写り、「〜〜と、◯◯は言いました。」というような語りが入るという構成になっています。
基本的に人間はアリスのみで、他に様々な人形が登場します。
この人形がまた妙にリアルで、不気味で、表情だけでなく動作も非常に凝っています。
決して滑らかではなく、ストップモーションならではの独特なカクカク具合がいい味を出しています。
一コマ一コマ本当に丁寧に作られていて、撮影にかける労力の凄まじさを感じます。
そして何より前述の通り表現の凄まじさ。
例えば人形が傷つき皮が破れた時は、中に詰まっている「おが屑」がパラパラこぼれ落ち、一瞬死んでしまうのかと思いきや、おが屑を詰め直して敗れたところを縫い直して再び動きだしたり。
例えば、トランプをしている二組の人形はハートの女王の命により首をはねらてしまうのですが、互いの頭を拾い、くっつけて、何事もなくトランプを再開したり。
一見残酷な表現ですが、簡単に命を奪ってしまうということや生き返るということが人形を通して表現されていて、劇中で人形にとっては「殺される」ことを、あたかも映画を観ている現実世界の人間が縫ったりくっつけるような見せ方をすることで「生き返る」とするあたりなんかは、こちらに物語を物語として分からせているすごい手法だと思います。
また、主人公アリスも人間から人形になってしまう場面が多々あり、そこに絡む、人形だからこそ生まれる表現や展開も面白いです。
あまり書くとネタバレになるので控えますが、ともかくそんな不気味で、不思議で、狂気で、残酷で、観た後なんて言ったらいいかよくわからない、でもなんだか気になる作品です。
ブログに書かなかったもう一つの理由に、最近観ていなかったから、というのもありました。ひょっとしたら思ってたより相当きつい内容だったかなとか思ってしまって、うかつに書けませんでした。
先日借りてきて、一通り観て、よしこれなら書ける、となったわけです。
改めて観るとやはり不気味ながらも何か惹かれる面白さがあったので、また他の作品も観ていこうと思います。
ということで、気になる映画監督ヤン・シュヴァンクマイエル氏の紹介でした。
映像作品はTSU●AYAでもレンタルされていますし、監督について書かれた本も多数あったり、時々展覧会や上映イベントも開催されているようなので、気になった方はぜひこの独特な世界観に触れてみてください!
ヤン・シュヴァンクマイエル監督のHP→ こちら





