【制作実績】京都着物組合×デザイン。日本の伝統を繋ぐ大切さを共に歩む。

個人のFacebookにも書かせて頂きましたが、先日なかなか普段入ることの許されぬ場にご招待頂き、大変幸せな時間を過ごさせて頂きました。

それは「京染卸商業組合 総会&きものパーティ」。
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ちょうど昨年の年末に、クリエーター先輩でもある書家の堀之内哲也(通称哲ちゃん)からお声かけ頂いたのが最初でした。
なにやら哲也氏に着物の組合からとある言葉を書いて欲しいという依頼があり、書くのは書くけどそれがどう使われてどのように展開されていくのかが分からないから、和のブランディングを最近よくやっているウチ(コポキャラ)にも一度一緒に来て欲しい、というものでした。

そして書いて欲しい言葉も始めて聞いた言葉、「悉皆(しっかい)」。

着物は誂える(あつらえる)際に、下絵や染めや刺繍、、、非常に多くの職人作業があるのは分かっていましたが、それを指揮する役割の方、それが「悉皆屋」と呼ばれる業なのだそうです。当然、職人達のクセや技術を把握し、どこの職人にこの誂えを任すべきかを判断し、いわばコーディネーターの形でオーダーに応える、いわば着物を知り尽くした集団。

そんな伝統ある組合ですが、昨今の着物ブームはわずかにあるものの、近年やはり相当厳しいのは現実問題。
なんとか組合全体の底上げと、着物の素晴らしさを再定義し、本来の「悉皆」という言葉を広めていこうとする組合の方針の矛先が、ありがたいことに私達に向けて頂いたのです。

例年、そんな「悉皆屋」と取引する全国の小売り業者にむけてポスターを配布しており、哲也氏の書の文字とデザインを組み合わせて「悉皆ポスター」の制作からまずはスタートしようということで、プロジェクトは始まります。

ちなみにこれが昨年までのポスター。
本物の舞妓さんをモデルに使えるのは、全国でも京染卸商業組合さんだけとか。
あとはすべて舞妓「風」モデルさん。。。なんと驚愕。。。
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キレイなビジュアルなのですが、どうも何のポスターが分からない。。。ということもあり、とにかく着物のプロ集団の組合を知ってもらうデザインにするのは必須でした。しかも「悉皆」という見慣れない言葉と共に出していく必要がある難しいものでした。。

今回、メインでビジュアルデザインをさせて頂き、とにかく「悉皆」という「言葉の力」と当然最高クラスの着物をまとう「祇園舞妓さんの美」を合わせ、多くを書きすぎないけれどもフックは残す、、、、「わ、舞妓さん、キレイ!ん?で何って書いてあるの?」とちょっと気になって、近くに見に行って欲しい願いも込めています。
という何ともすごいバランスの所を表現しました。
ポスターには普通用いない、下段の組合の説明書きもその脈略であえて入れました。

とにかく、着物ってそもそもやっぱり見た目の華やかさがある。きれい。
誰でも見たら「わ〜」ってなる感覚を出したかった。
組合さんとも何度も何度も協議を重ね、ようやく完成致しました。

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ご招待頂いた総会ときものパーティでは盛大にこのポスターのお披露目もして頂き、モデルを務めた頂いた祇園舞妓「まめ藤」さんとも記念撮影も出来ました。
(この写真に「お前だけせこい、というブーイングが未だに消えません。。。」)

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約200名のご列席者が一同着物の世界。
これはなかなか素晴らしいモノで、やはり日本人の正装である和装の良さを自分もしっかり伝えていく必要があると感じました。
そしてもっともっと勉強すべきだと。それくらい奥が深い。。
デザインのという仕事から、様々なモノにふれあえる喜びは本当に嬉しく、ありがたいことです。

このプロジェクトもまだまだ始まったばかりで今後様々なモノを提案して、本物のきものの素晴らしさを伝えていくお手伝いをさせて頂きます。

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まだまだ本当に素晴らしい世界がたくさんある。
もっともっと「知る」こと、そして繋いでいくこと。
これは僕らのデザインの仕事の根幹かもしれません。

いろんなモノをもっと沢山見て、この方にこう言われたい。

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「何も見てんのよ。」


京染卸商業組合
http://www.kyozome.info


Wrote by
Junya Mabuchi
(COPOCHARA Inc. Branding Manager)

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