企業ロゴを変えるという決断

おはようございます!
カズです!

4月も中盤なのに最近また寒くなってきて…不規則な天候に惑わされがちですが、体調管理には気をつけていきたいですね!

 

さて。

今日はこんな話題を↓

 

「サイバーエージェント、コーポレートおよび「Ameba」のブランドロゴを一新 総合クリエイティブディレクターにNIGO®氏が就任」
(CyberAgent)
https://www.cyberagent.co.jp/news/press/detail/id=10271?season=2015&category=other

 

「創業18年目で企業ロゴを刷新、サイボウズ社長 青野慶久の意思決定と胸の内」
(サイボウズ式)
http://cybozushiki.cybozu.co.jp/articles/m000904.html

 

 

Amebaサイボウズ、どちらも誰もが知る有名企業ですね。
その2社が企業ロゴを刷新したというニュース。

有名だからこそ長年多くの人に愛されてきたロゴだけあって、これらの英断は驚きました。Amebaはコンテンツに対してアグレッシブな印象があるのでまぁ無くはないかという思いもありますが、サイボウズはそういうイメージが無かったのでかなり意外でした。

 

CyberAgent及びAmebaはファッションデザイナーのNIGO氏を総合クリエイティブディレクターに迎え、キャラクター展開も発表。従来のAmeba→アメーバのモチーフキャラから、色合いや雰囲気は残しつつも全く新しい謎のキャラクター「abema(アベマ)くん」に変わりました。

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▲CyberAgent及びAmebaの新しいロゴ
(記事より引用)

 

サイボウズはなんとクラウドソーシングでランサーズと組んで企業ロゴを公募。記事にもあるように、ランサーズ史上最高の1,431件の応募があったそうで、人々の関心の高さが伺えます。新しいロゴは大きく印象が変わり、想いのこもった今らしいデザインとなっています。

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▲サイボウズの新しいロゴ
(記事より引用)

 

先ほど英断と書きましたが、企業ロゴを変えるということは、かなりのチャレンジだと思います。長年愛され、慣れ親しまれてきたロゴですから、「今までのイメージ」が変わることで離れる人がいたり安心感を抱けなく可能性があります。苦労して刷新しても、前のロゴの方がよかった、なんて言われることも…。Amebaやサイボウズのような大手は特にそういったリスクがあると思います。

ロゴというのは企業の象徴であって、基本的に創業時に理念やビジョンを込めてカタチに落とし込んで制作し、そのロゴのもとに社員が一丸となって目指す方向へと動いていきます。だからこそ安易に変わらないものであり、それでも変えるということは相当な事態であると思っています。

…大げさに書きましたが、もちろん変更することに対しての理解もあります。
このご時世、目まぐるしく社会情勢は変わっています。技術の進歩や衰退など、ずっと同じことをしていてはあっという間に社会から取り残されてしまいます。そんな中で柔軟に対応していくのは当然であり、その中で新しい理念やビジョンを掲げることも少なからずあるはずです。事業拡大も一つですね。
特に長年続いてきた企業や大手がロゴを刷新するというのは、それだけ事業に大きな変化があったということになります。たくさんのスタッフを抱えた企業が方針変更出来るのは本当にすごいと思います。

 

下記にCyberAgentの藤田社長とNIGO氏の対談があります。

「CyberAgent by NIGO」インタビューページ
(CyberAgent)
https://www.cyberagent.co.jp/special/logo_design/

この中に、

「構築したものを捨てる潔さ、気合いを感じました。そういう姿勢を経営者が見せることで、社員も覚悟が決まる。社内に対して「過去にすがらせない」という厳しさを示したつもりです。」(藤田社長)

という会話があります。

「過去にすがらせない」。これってすごい言葉ですね。
これまでものすごく売れているだけに、それらに一度線を引いて新たなチャレンジに進んでいく決断ができるのは相当な覚悟があってのこと。そして社員にもその想いを共有するために制作された今回のロゴ。大手企業としての気概を感じました。

Amebaもサイボウズも、今回のロゴ刷新をきっかけにどう変わっていくのか、動向が楽しみです。

 


 

<参考>
「ロゴの変更による企業のメリット」
(CrowdWorks)
http://crowdworks.jp/lp/cl/competition/logodesign/articles/1263

 

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