おはようございます!
カズです!
先日たまたまテレビで観たニュースに興味を惹かれる特集があったのでご紹介したいと思います。
どんな内容かというと、義手の開発に奮闘する3人のエンジニアの話で、他に無いその独特な工夫にクローズアップしていました。
ソニーやパナソニックといった大手企業を退職までして制作し、国際的なデザインエンジニアコンテストにも入賞した義手、「handiii(ハンディ)」。
まだ商品化までいってないとはいえ、この義手のおそらく最もセールスポイントとなるところは、従来のものに比べて非常に安価なコストで生産できるということ。
通常、「150万円以上から高いものでは1000万円という価格帯の製品もある(参考記事より)」中で、なんと材料費はわずか3万円以下!
なぜこれだけのコスト削減ができたのか。
その理由は大きく3つあります。
1つ目は
「モーター数の削減」
です。
「スマートフォン端末・アプリを使用している」
従来の義手ではその中に専用のコンピュータを埋め込んでおり、非常に高価なものとなっていました。
ところがそれを外部デバイス化、さらに誰もが持つようになってきているスマートフォンを利用することでコストを大きく下げることに成功しています。身近なものからのアプローチが素晴らしいです。
さらに個人的には信号などの「情報の可視化」も簡単に出来ていいのかなとも思います。
そして最後の3つ目は、
「全ての部材を3Dプリンタで作っている」
先ほど挙げたコンピュータが埋め込まれている従来のものでは修理が容易に出来ない問題があり、故障以外の部分の交換も余儀無くされていました。
部材を3Dプリンタで制作することによってそれが容易になるだけでなく、都度デザインの変更やピンポイントな修理・交換が出来るようになります。
そしてそれは結果として多くのユーザーに、これまでとは違う、購入しやすい義手を提供できることになり、義手が必要だけれど金銭面で苦労していた方や、良いものを購入できず現状に不便・不満のある方をたくさん救うことにつながります。
また、パーツを付け加える等のカスタマイズ性も構想にあり、よりユーザーの「こうだったらいいのに」という想いに近づくことができます。
参考記事にもありますが、マーケットとしてみると義手は小さなものかもしれません。それでもユーザーが確かにいて、その一人ひとりが義手に対して様々な想いを抱いているのですから、このような開発は決して無駄ではないですし、むしろ賞賛されるべき行動でしょう。
ぜひ今後も開発を続けて、いずれは商品化し、一人でも多くの方の笑顔とハートを掴み取っていってほしいですね。
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